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腐れ大学生の世界一周貯金

一人旅と睡眠をこよなく愛する大学生が200万貯めて世界一周するお話

新たな一歩!~5歳の女の子に教えてもらったこと~

今回はちょっと小説っぽく書いてみようと思います。

約一ヶ月間フィリピンと香港を旅して日本に帰ってきました。


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まだ少し肌寒い四月上旬、真新しいスーツに身を包んだ新入社員やまだあどけなさが残る大学生が町に溢れ、東京の桜はちょうど満開を迎えていました。去年まで通っていた大学の脇を流れる川沿いにも満開の桜並木が続きます。この桜の並木道は、森山直太朗の「さくら」で歌われものです。
その道を一人で歩き、去年の自分も見たであろうその桜を見ると、ふと懐かしいような、少し寂しいような気持ちになりました。
時に音楽や匂いがそうであるように、桜もまた過去の記憶を呼び覚まします。散りゆく桜の花弁に、蘇った思い出や自分が失ってしまったもの、戻れない過去を重ね合わせ、郷愁の念が桜の美しさをいっそう際立たせます。
桜は、年を重ねて思い出が増えれば増えるるほど、多くのものを失えば失うほどほど、増えていく過去に比例して美しさを増していくのかもしれません。

気がつくと僕もまた、どこまでも続く満開の桜並木の下で、自らの過去を思い越していました。
去年の自分は、恵まれない誰かの役に立ちたいと、それが自分にとっての幸せでもあり、そうしてぶつかる苦悩や困難ですらも乗り越えればきっと幸せになるんだと、純粋に信じていました。





、、、、、あまりにも時間がかかりすぎるし恥ずかしいのでやっぱりここからは普通に書きます(笑)



「世界の不条理から目をそらしたくない」
そう思った日から、いろいろな社会問題と向き合って来ました。
しかし、悲しい現実と向き合っていくうちに僕の心はだんだんと麻痺していきました。強くなったと言えるかもしれないし、なれとも言えるかもしれませんが、感受性が薄れ、最近では悲しい現実に触れても心が痛まなくなってしまっていました。これは社会問題と向き合う上で必ず通る道なのかもしれません。目の前の被害者に感情移入し過ぎず、その背後にある社会を冷静な目で見つめられるようになる事が大切だと、どこかのNGOの代表が言っていました。しかし僕は進み続けるうちに、あまりにも厳しい現実と向き合うのが正直いやになってしまっていました。面倒くさくなってしまったと言ってもいいかもしれません。かつて苦しんでいる人達を目にしたときに心が痛み、そのことがこうして行動してきたことのきっかけとなっていることは事実です。ただいつの間にか僕を突き動かすものが「恵まれない人のために」と言う思いではなく「恵まれない人のためにと行動する自分への誇り」となっていたことに薄々気がついていました。結局は人のために行動する自分に酔っていただけでした。だけどそんな自分を認めたくありませんでした。自分は誰かのために行動しているいい人だと、自分の志は本物だと信じたいがあまり、本心に気がつかないふりをして進み続けました。大学を辞めたのも、もちろん授業がつまらなすぎて耐えられなかったのが一番の理由ではありますが、揺らいでいる自分の思いへの抵抗のようなものもあったように今では思います。だから僕は傷つきたかったんだと思います。悲しい現実に痛む心で醜い自分を否定し、優しい人間だと信じこみたかった。被災地やスラムなどを訪れたのも正直そのための部分がありました。しかしそれでも動かない心に、進むべき道がわからなくなっていました。


夢のためにと捨てた家族のことも頭から離れません。家族を捨てたことはもちろんのこと、その事を心から申し訳ないと思えない自分の冷たさがいやでした。そんな中で自分の志が揺らぎ初め、誰かのためにと綺麗事を並べて一番身近な大切な人を犠牲にしてまで進むことにも意味を見出だせなくなっていました。確かに普通の家庭ではありませんでした。弁明のようだしあまり家族を悪く言いたくはありませんが、母親はひどく片寄った差別主義者的なところがあって常に対立していたし、本心ではないにせよ産まなければよかったなどと繰り返し言われ続け、僕は嫌気がさしていました。母の考えは間違っていると思ったし、今でもそう思います。それでも家族は捨ててはいけないものだと、そんな考えが頭から離れません。育ててくれた母親には感謝もしてるし頭ではわかっているけど、やはり自分は間違っていないと心では思ってしまう。


「結局は偽善だった社会活動」と「犠牲にした家族に心から申し訳ないと思えない自分の冷たさ」

自分の醜い本心に完全に気がついてしまった。だけど認めてしまうと今までの自分を否定することになってしまう。大学を辞め、もう退路はありません。夢にすがりついて僕はまだ進もうとしていました。


そんな状況で訪れたのがフィリピンの児童養護施設でした。そこで出会った子供たちに僕は答を教えてもらいます。
今回はCFFという日本のNPOが運営する「子どもの家」という施設をハッピーキャンプというツアーで訪れました。
詳しくはCFFのホームページを⬇
http://www.cffjapan.org/camp/


そこでは訪れた参加者の日本人と施設の子供が一対一のバディーを組み、一週間ほど生活を共にします。親と一緒に暮らすことができない子供たちにとって自分一人を見てくれる存在は特別なので、期間は短いですがバディーはとても深い関係になります。


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子どもの家で一緒に過ごした仲間たち



僕はアイビーという5歳の女の子とバディーを組みました。くそかわいかったです。ただ最初の数日はそれ以上でも以外でもありません。ただ楽しいだけの生活にあまり意味がないような気がしていました。でも一緒に日々を重ねるうちに気がつくとアイビーがとても大切な存在になっていました。ロデリーというアイビーのお姉ちゃんもとてもなついてくれました。夢のためにと行動して沢山のものを犠牲にしてきた僕は全ての人間関係に意味を過剰に求め、自分に利がないと思った関係を捨て続け、しばらく他人をのこと本当に大切に思うなんてことはありませんでした。
子供たちを大切に思い、子供たちも僕を必要とし、大切に思ってくれます。別れを惜しんで泣いてくれます。


夢以上に大切なものがなにもなく、そんな夢さえ揺らぎ、何もわからなくなっていた僕に、5歳の女の子が人を大切に思うということを思い出させてくれました。
たかが一週間程度一緒に過ごしただけの赤の他人です。こんな気持ちになるなんて思ってもいませんでした。

「これが自分の子供だったらどうだろう?」そんなことを考えました。
育てた子供が自分を捨て家を出ていく。それがどれ程のことなのか、やっとわかった気がします。
親に対して初めて心から申し訳ないと思うことができました。そしてそう思えた自分が少なからず嬉しかったです。


そして、大切なものと自分を大切に思ってくれる人ができたとき、醜いと必死で否定し続けてきた自分も受け入れられるようになりました。

もういい人ぶるのはやめた!

「誰かのために」ではなくて、まずは「自分のために」俺は生きる!身近な人達を大切にしながら。


去年桜を見た頃はまだ自分の本心に気がつかず、
「誰かのためは突き詰めれば自分のため」であり、同時に「自分のためは突き詰めれば誰かのため」でもあると本気で信じていた。

今年も桜の季節が来て、今は
「自分のために生きて、それが結果として誰かのためためになれば最高だな」なんて思う。自分が大切に思う人を大切にしながら。


自分のやりたいこと、正しいと思うこと、心にしたがって自分の道を行く今までの生き方は変えない。やっぱり僕は夢を叶えるために生きたい。世界の不条理を見て見ぬふりをする大人にもなりたくない。ただ大切にする優先順位を変えただけ。まずは自分と身近な人のために、それができてから恵まれない人達のために。


じゃあ俺が自分のために本当にやりたいことは、つまり夢はなんなのか、答えはずっと前から出てた。

「音楽」と「本」。僕は辛い時、いつもこの二つに救われてきた人間で、曲の歌詞や小説の一説、時に行間に込められた思いで作者がのこす足跡に、自分と同じところで悩んでる人がいる、一人じゃないんだと教えられ、前に進む勇気をもらってきた。
だから俺も自分の足跡を残したい!
今まで僕を支えてきてくれた人達のような表現者になりたい!!

今までは自分の本心をわかってなかったってより勘違いしてた。
「自分を支えてきてくれた人達みたいに誰かを支えたい」って思ってたけど、本当は単純に「自分を支えてきてくれた人達のようになりたい」って憧れが本心だった。誰かの支えになるのはあくまで結果であって目的じゃない。


そうなれば答えは一つ!猛烈に音痴で音楽的センス皆無の俺に音楽の道はない(笑)
だから僕は小説という形で自分を表現し、足跡を残していきたい。
実はずっと前から小説書きたかった(笑)
小説が好きだっていうのはもちろん、そのために小説を読みあさってきた部分もある。

あとは旅も大好き。それに関連して、ゲストハウスをやりたいって思いが昔からあった。

本×旅×ゲストハウス


とゆーことで、

ニート田中、世界中旅をして、その経験を生かしてゲストハウスオーナーになって小説を書く!!!!




今日はレミオロメンの「もっと遠くへ」が響く~

来年の桜を自分はどんな思いで見ているんだろう。まったく予想がつかないけど、きっと今年の桜よりも来年の桜はきれいに見えるんだろうと思う。
これからの一年でまた積み重なっていく思い出と増えていく戻れない過去に比例して



ダラダラと長いだけの文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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